1990年3月 レイアウト水槽を模倣する試行錯誤

やっぱり本格的なレイアウトには奥行きが必要だ!と思い立ち、海藻水槽とサンゴ水槽を統合することに決意。都合3つの水槽をぶっ潰し、元海藻水槽だったものにまとめることにした。当時レイアウト用のサンゴ岩(ライブロックではない、当時生物の付いた岩を水槽に持ち込むと生物が死滅して水槽が全滅すると言われていた)は高価で、新規に購入するのが難しかったから3つの水槽をまとめないと必要な素材が集まらなかったという理由もある。
新・サンゴ水槽試行錯誤中
水槽スペック
●写真から見るに、どうもエーハイムの密閉式フィルターを使っている。これも知人から貰ったものだ。おそらくそれ以外にも底面濾過は使っているはずだ。なぜなら、そうでなければベアタンクにしないといけない、という頭があったから。
●レイアウト水槽を目指すといいながら、ごちゃごちゃに配置してレイアウトも何もあったものではない。確か荻窪のAS店の展示水槽の影響だと思うが、ひな壇を作っておひなさまのように珊瑚を配置しようとしている。
●光量確保は重大な問題で、蛍光灯を自作した。ベニア板で水槽の上部全体を覆うボックスを作り、そのなかにスペースの許す限り30Wの蛍光灯と10Wの蛍光灯を配置。都合200wである。ようやくフラッシュを焚かずに撮影できるようになった。

水槽の右方向から左サイトを撮影。とにかく置けるところに置いた山盛りサンゴ。光や水流などのことはほとんど考慮されていない。水流はシャワーパイプ2本で全体に流しているが、この様子では十分なものではなかったようだ。

同じ方向をややアップ。小ぶりの魚が多いので全景だと何がいるかよくわからない。ハタタテハゼもこちらに引っ越しているようだ。
水槽内の魚たち
当時はベラが大好き
●ベラ類は、水槽内のサンゴの間をミツバチが飛び回るように泳ぐので、当時は大好きだったもようだ。それも小型種やベビーサイズに集中しているが、今見ると、主役がいないなあ、という印象がある。何しろ自宅の1Fがショップ、それも当時都内でも有数のB店なので、気に入ったもものがいるとドンドン入れてしまうので、当時何がいたか今でもあまり憶えてない。
●ちなみにネオンドッティバックは魚水槽に引っ越して、ハナダイ、ハナゴイを全滅に追い込んでいた。なのでデストロイヤー、と呼んでいた。

60cm水槽にいたスイスガードがここでは唯一の主役級。大きい魚がいないのであまり隠れることもなかったようだ。

海藻水槽から引き続きレッドシークリーナーラス。

お気に入りはキツネベラの一種。キューバンホッグの幼魚か?マッコスカーズラスも見える。白いヒユサンゴは横須賀のC店で買った白化したものだが、給餌していたので案外長生きした。

発作的に買ったカンムリベラ。先のことを考えたらとても入れられないものだが、当時は何も考えていなかった。どうも3cmくらいのベラを見ると、発作が起きたらしい。確かに生涯このままなのであれば、カンムリベラは事情に美しい魚であるのだが・・・
まあベラ好きだったのは、幸いにも餌付けや混泳に苦労することがないことに繋がっただろう。何でも食べるし病気にも強い。しかし、濾過もこの状態では長く良い状態を維持するのは難しかったはずで、このあとコケが大発生して大いにやる気が無くなり、だんだんどうしようもない水槽になっていったような気がする。今と同じナチュラルシステムの知識があれば、この設備でも十分やっていけたはずなのだが、残念だ。

ちなみに写真は無いが、この時点でも大水槽は3ヶ月前と変わらずで、ニシキヤッコが餌付かず★になったのをきっかけにアズファーが入って紅海産中心の魚水槽にしていたと思う。写真が無いのだが、このアズファーは結婚で水槽を断念するときまで元気で、ゴールデンバタフライや120cm水槽とともに知人の家に貰われていった。

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