Fish Catalog | |
アレンズダムセル Pomacentrus alleni Andaman damsel/Electric damsel |
■分類上の位置 スズキ目ベラ亜目スズメダイ科ソラスズメダイ属 |
■我が家での愛称と由来 省略してアレンズ、でもいいのだが、この際デンキスズメとでも呼ぼうかと思う。 |
|
■特徴: 輝くような青い体色から、「エレクトリック・ダムセル」とも呼ばれている。南日本で普通に見られるソラスズメダイの近縁種で、日本のものよりも色彩が明瞭で明るい。サンゴ礁の浅瀬に小群を作って生息する。環境適応力がとても強く、丈夫で飼育しやすい。反面スズメダイ類特有の気性が荒い面があり、類似した小型魚種に対しては攻撃的である。そもそもスズメダイの仲間は、見た目とは裏腹に水槽では複数飼育は向かない。 聞くところによると、アレンズの場合、複数を飼育すると、一番優勢な固体だけがメタリックブルーの色彩を出すが、そのほかの固体は黒ずんでしまうという。 |
|
■飼育上のウンチク 確か昔、アレンズは英名の直訳で「デンキスズメ」とかいうネーミングで販売されていたことがあるような記憶がある。確かに、この電気的な青い輝きは、なかなか他ではお目にかかれない。 しかし、この輝きは、ちょっとした気分の変化で簡単に失われる。追いかけられたり、水槽に入れたばかりのときは、「同じ魚か?」と疑うほどの黒ずんだパッとしない色彩になってしまう。スズメダイは飼い易いということが前提になっているが、今のところデバスズメやコバルトスズメなどと比べると、多少ナーバスな感じがする。今のところ90cm水槽の中ではちょっと劣勢な感じで、十分餌が取れている感じではない。困ったことに、まだサイズが小さいために、常にオトメハゼに襲われている。襲われているというのは、まさに「食べられようとしている」感じなので、非常に気が抜けない・・・ |