Pseudanthias bartlettorum
Bartlett's anthias
スズキ亜目ハタ科ハナダイ亜科
プセウドアンティアス（ナガハナダイ）属
ピンクと黄色のツートンカラーが美しい、ちびたち。
クリスマス島で産する、どちらかというと性格のタフなハナゴイ。体型といいカラーリングといい、フタイロハナゴイにごく近い種ではないかという気がする。大きいサイズのものにはあまり興味をもったことはないが、ちびが群れている姿は非常に可憐だったので、思わずゲット。エバンスほど黄色とピンクの色の境目ははっきりせず、背中の部分は割りと漠然と黄色いが、成長するとピンクの部分がもう少し大きくなるようである。フタイロハナゴイなどと似ていて、群れで飼育すると案外仲良くしてくれる。
■飼育上のウンチク
性格なタフなので、餌付きにはまったく問題ない。しかもけっこう何でも食べる。印象的にはキンギョハナダイとかと似ている感じがする。
だいたいハナゴイは性格的に３分類できるように思う。１つは本種などのようにタフで何でも食べ、よく群れるタイプ。もう１つはナーバスで、餌付くのが多少時間がかかり、ともすればライブロックに隠れっぱなしになるタイプ、３つめはニラミハナダイのように神経質で、そのくせ意外にキツイ性格をしており、DVが激しいタイプ。もちろん本種タイプが一番飼い易いことは言うまでもない。飼育上は、ほとんどデバスズメだと思ってよいほどだ。