ハナダイの仲間 |
リーダー格の♂が多数の♀を引き連れて泳ぐハーレム生活を送るうらやましい(?)魚。大型になるサクラダイのようなものから小型のナガハナダイ属までさまざま。全部かどうか知らないが、雌性先熟で群れの中のもっとも強いのが♂に性転換するため、BOSSの♂は常に下克上を恐れて自分の身内の♀たちをイビリ続けるというDV性格を持っている。そのくせ、新規に水槽に入れると最初に出てくる大胆なのは大概♀で、♂はあとから出てきて偉そうにしている。 >>ハナダイ・ハナゴイ |
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バスレットの仲間 |
グランマ科とハタ科のハナスズキ属の両方を含む。分類上は結構遠いし形もかなり違うが、どちらも深いガレ場で穴居生活をするというのが似ている。水槽ではどちらも隠れ住むのが好きで、餌付かないと、いれたら最後二度と会えないまま行方不明になることもしばしば。しかしひとたび餌付くと意外にタフなので、飼いやすいグループとも言える。 >>グランマ・ニセスズメ >>ハナスズキ |
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テンジクダイの仲間 |
テンジクダイ亜科の総称で、群れを作る性質がスズメダイやハナダイよりも強固なため、大型水槽でも見応え抜群だ。マウスブリーダーで、気が付いたら卵を口に加えていることがあり、その気でがんばったら淡水のシクリッドのように、もしかして繁殖できるかもしれない。海外から入荷することは稀で、ほとんど沖縄から来る関係でショップでお見かけすることは案外少ない。沖縄からの通販に頼ることが多い。 >>テンジクダイ |
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ヤッコの仲間 |
サンゴ水槽ブームとともに水槽飼育の花形として大人気の小型ヤッコ(ケントロピゲ属)から、大型水槽の主役大型ヤッコ(ポマカントゥス属)までを含む大きなグループ。エンゼルフィッシュと総称するが、淡水のエンゼルフィッシュとは似ても似つかない。近縁種に対する攻撃的姿勢は重大で、ヤッコ同士の混泳は常に重大テーマである。種によってはペア飼育できるというが、いちかばちかでやる度胸は僕にはない。 >>ヤッコ(エンゼルフィッシュ) |
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スズメダイの仲間 |
スズメダイ科を含む。小型で群れを成すイメージがあるが、実際には一部を除き、水槽の閉鎖環境では激しく闘争するので、初心者が全滅の憂き目を見ることが多い。コバルトスズメの名で有名な魚が実はルリスズメだと聞いてびっくり。ルリスズメとされる写真では、腹部が黄色いものが多いからだが、地域偏差らしい。英名がサファイア・デビルと言うが、たぶんデビル性格してるからだろう。 >>スズメダイ・クマノミ |
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ベラの仲間 |
ほぼベラ科を総称しているが、ナポレオンフィッシュなど超大型のものからクジャクベラの小型までを含む大きなグループ。総じて小甲殻類などを食べる肉食性で、一部ススキベラなど人工飼料に餌付きにくいのを除くと飼い易い。ちなみに白身で美味しいため大型のものは沖縄の市場などで店にならんでいる。合掌。 >>ベラ |
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ニザダイの仲間 |
なんちゃらハギという名前のものが多いので、ハギの仲間と呼ぶことも考えたが、フグ目カワハギ科とスズキ目ニザダイ亜目じゃああまりにも違いすぎるだろう、ということで区別した。便宜上、サージョンフィッシュと呼ばれることが多いニザダイ科と、1科1属1種のツノダシを一緒にしている。 >>ニザダイ・ハギ |
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ハゼの仲間 |
ハゼ亜目全部を含む。ざっくり過ぎるかもしれないが、実際このグループの魚は誰が見ても「ああ、ハゼだ」とわかるので、ひとまとめにした。とはいえ大きなグループだから、淡水から海水、遊泳型から底性型までありとあらゆる環境に適応している印象がある。 >>ハゼ |
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ニシキテグリの仲間 |
なじみのない名称だが、ネズッポと言ってもわからないしハナヌメリというのもよくわからないので、代表選手のニシキテグリ(マンダリンフィッシュ)の名前で代表させたが、実質はネズッポ科の総称のイメージだ。底魚で砂上や岩上を這い回るイメージがある。 >>マンダリン |
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ハコフグの仲間 |
フグの仲間でも良かったが、将来トチ狂ってモンガラカワハギ科の魚を飼うかもしれないしな、ということでハコフグ科とイトマキフグ科をあわせてハコフグの仲間ということに。フグ目の2大グループ「皮の堅い系」と「怒ると膨らむ系」のうちの前者の代表選手だ。 >>ハコフグ |
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オコゼの仲間 |
カサゴ目の最大グループなのでカサゴの仲間という言い方もあったが、オコゼのほうがネームバリューがあるでしょ、ということでこちらに決定。最近「差別的生物名」ということで話題になったカエルアンコウ(アンコウ目)は、なんとなく似てるがぜんぜん別物だが、ボロカサゴなんてそっくりだけどな。 >>オコゼ |