Fish Catalog | |
インペリアルドッティバック Pseudochromis alleni |
■分類上の位置 スズキ目スズキ亜目メギス科ニセスズメ属 |
■我が家での愛称と由来 御存じアレン博士がインドネシアのスラウェシ海で発見した、この海域にしか見られない固有種。 娘が命名「ナナゴン」。"名無しのゴンベエ"から来たらしい。 |
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■特徴: インドネシアのスラウェシ海は、周囲の海域から隔絶された特殊な環境で、そこでは100種以上の固有種が発見されているという大変魚類学上重要な海域であるという。 特にこの海域で多く見られるのはニセスズメ属ということで、本種もアレン博士によって紹介された固有種である。他では見られない美しさが気になって、ある意味夢にまでみた種なのだが、恒例歳末バーゲン巡りで、15年ぶりにお邪魔したスプラッシュさんで発見。セブ島から来たニセスズメに混じって入荷したので名前をわからない、とのこと。狂喜してゲットしたのは言うまでもない。 自然環境下では、筒状カイメンを棲み家にしているらしい。 ドッティバックとしては異例の臆病さだが、餌付けはそれほど難しくない。 |
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■飼育上のウンチク いくら美しく上品に見えてもニセスズメはニセスズメ、決して気が弱いほうではないと思うが、さりとて今のところ激しく他の魚とバトルする気配は見えない。どちらかというとライブロックの隙間を泳ぎ回ってあまり表に出てこない。 当初、いきなりナンヨウハギに何発かドツかれて岩陰に隠れたまま、まったく出てこなくなった。そのままだとあるいは餓死という可能性もあったが、ライブロックを動かしてかろうじて見通しを良くしてやったところ、少し落ち着いて流れてきたブラインを食べるようになった。 ドッティバックだからと言って舐めてると、痛い目を見るかもしれない。 |