Fish Catalog
キンギョハナダイ
Pseudanthias squamipinnis (Peters,1855)
シー・ゴールディ/金擬花鮨/Scalefin anthias
■分類上の位置
スズキ亜目ハタ科ハナダイ亜科ナガハナダイ属
■我が家での愛称と由来
おお、立て続けにハナダイの入荷だ。英語でも中国語でも日本語でも、「海の金魚」とも言うべき呼び名のついた、まさに金魚っぽい魚だ。
そういうわけなので、自然と「キンギョ」と呼ばれる。
■特徴:
さすがに金魚ほど丈夫ではないにせよ、ハナダイ随一の丈夫さ、タフさを備えている。ハーレム形成や潮通しの良い流れを好む性質などはナガハナダイ共通の気質で、それに加えて浮き餌を何でも食べることと、あまり神経質ではないのでしつこく追い回してくるような相手がいなければ、それこそ水槽に入れたその日に餌付いてくれる。デバスズメなどと混泳させても負けてはいない。まさにハナダイ入門魚といえるかも。
色彩には地域偏差が大きく、基本♀(雌性先熟なので幼魚は全部♀)はオレンジ色なのだが、太平洋産はやや赤みが強く、インド洋産は黄色味が強い。成熟した♂はピンクになって背びれの第1条が伸長するらしいが僕はまだ見たことが無い。ということは、飼い易いなんていいながら、まだそこまで飼い込んだことがないってことだ。反省・・・。ちなみにうちのはインド洋産である。
参考⇒太平洋(日本沿岸)産はこんな感じ

■飼育上のウンチク
これだけ「簡単だ簡単だ」と連呼しておいて、飼育のウンチクも何もあったものではないが、ハナダイ共通のポイントとして水質清浄、水温安定、水流はあったほうが良く、白点要注意ということは必須事項である。ただ、他のナガハナダイより精神的にタフだということだ。大胆さはそれなりで、ゴル君養成ギブス水槽で観察窓をあけたところ、その窓の中から外を覗き込んでいるのには笑った。

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