Fish Catalog
シマヤッコ
Paracentropyge multifasciatus
マルチバンドエンゼル
■分類上の位置
スズキ目スズキ亜目キンチャクダイ科ホラカントゥス亜科
パラケントロピゲ属
■我が家での愛称と由来
「しまじろう」。今となっては悲しい思い出ですが。初代は餌付かず、二代は餌付いた直後に白点で絶命。現在三代目を餌付けるため会社もサボって奮闘中。

■特徴:
形態だけでなく生態(ふるまい)的にも従来のケントロピゲ属から分離されParacentropyge属が新設、分類されたのには納得感がある。おとなしいというより度を超したデリケートさ、藻類専食ではないかと思うくらいの餌付き難さ。スミレヤッコやペパーミントエンゼルに相通じるものがある。最近何故かブームのようであるが、そもそもサブ水槽設置もシマヤッコを飼いたかったのが理由である。 初めて出会ったのは30年くらい前で、確かそのころは希少種扱いだったと思う。

■飼育上のウンチク
飼育においては多くのひとが口をそろえていう、とにかく餌付けが成功するかどうかにかかっている。デリケートな分、混泳は困難を極めるし、輸送などの扱いによって全く餌付かず絶命することもしばしば。これらの困難を乗り越えて餌付けに成功した!と思ったら、。次はチョウチョウウオなみの白点病への感染しやすさが待っている。
雑食の多い小型ヤッコの中では藻食性が強く、カウレルパの若芽やセンナリヅタなどをよく食べるようだ。
購入に際しては、そもそもショップで水槽の底や壁面のコケをつついているかどうかが非常に重要。それでも浮遊する餌がそんなに得意ではないように思われる。背肉が落ちやすく、そうなると処置なし。
動きはヤッコとしては小さいほうなので、隔離ケースなどででもしっかり餌付けてから放さないと厳しいと思われる。
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