Fish Catalog
ニチリンダテハゼ
Amblyeleotris randalli (Hoese and Steene,1978)
Randall's prawn-goby

■分類上の位置
スズキ目ハゼ亜目ハゼ科ダテハゼ属
■我が家での愛称と由来
さて、またもランドール博士命名の、ことのほか面白く美しいハゼの登場だ。ダテハゼの中でもオーロラゴビーと並び、美しい「伊達モノ」として大人気のハゼである。
我が家にきたのはことのほかチビなので、そのまんまチビあるいはニチリンと呼ぶことにする。
■特徴:

ダテハゼ属は、ネジリンボウ属と並びテッポウエビとの共生を行うことで有名だが、本種についてはニシキテッポウエビとかとの共生をするという。
わが家のリーフジウム水槽がいまやハゼ水槽と化しているが、残念なことにピストルシュリンプはヤシャハゼと共生しているランドールしかいない。ランドールつながりでヤシャハゼの相棒を奪ってしまうかと思われたが(笑)そのようなことにはならず、現在は孤独に底砂の起伏の中に隠れている。
性格的にはちょっとキツイようで、チビのくせにサラサハゼに苛められてもかなりしぶとく、餌もパクパク食べている。背びれを大きく開いて威嚇するさまは、ちょっと将来に不安すら感じさせるのだが・・・


■飼育上のウンチク

今のところ自力で砂を掘って隠れるすべは持たないようで、餌も流れてくるものに飛びつくような感じで遊泳力にも富む。気丈なので混泳にも強そうだが、反面自分よりサイズが小さい中ではもしかしたら他を圧倒してしまう可能性がある。餌はあまり選ばないようで、すぐにブラインを食べるようになった。

【2008/01/05追記】
その後、彼はネジリンボウに巣穴を乗っ取られ、今では放浪の生活だ。そうなるとかつての強さは失われ、いまでも未練タラタラでネジネジとニシキテッポウエビの巣穴の付近でウロウロしている。もしかしたら、ネジネジの隙をうかがって再び巣穴の主に返り咲こうとしているのかもしれないが・・・
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