Liopropoma swalesi (Fowler＆Bean,1930)
パシフィックキャンディバスレット
スズキ目ハタ科ハタ亜科ハナスズキ族(LIOPROPOMINI)ハナスズキ属
バスレットとは言いつつも本物のバスレット(グランマ)科とは遠い。
奇しくもショップで見合い結婚したペアとして連れ帰ったので、どっちが♂でどっちが♀かは不明のまま、尾びれの上端に黒いスポットがあるほうをダイスケ、ないほうをハナコと命名。こよなく仲良しなペアであったが、白点病のためまずダイスケが絶命し、そのすぐ後を追うようにハナコも絶命した。飼育している魚が死ぬといつも悲しいが、本気で泣けたのは初めてかもしれない。もし水槽が他になければ、海水魚飼育を辞めちゃってたかも。
キャンディそっくりじゃん！と言われればそのとおりだが、顔が黒いこととオレンジのラインとラインの間が顔と同じくすんだ色なので、絶対見間違うことはない。
正確は絶対的に臆病で、近時３種の中ではピカイチというが、我が家では水槽に近寄ると餌を欲しがって２匹で出てきておねだりのしぐさをする。ひとりより二人のほうが大胆になれる、ってやつか？
餌はほぼ何でもOK.但し狭いところに飛び込んで隠れるので、ときどき大変なことをしでかす。
運動量がそんなにないので案外せまい水槽でも平気だし、そのほうが見ごたえがあるかも。
リオプロポマ属の基本はみな同じで、隠れる場所を与えることと混泳に注意である。餌は何でも食べるが、さすがにまったく餌付いていないのを混泳水槽にほうり込むのは論外なので、注意。
あと驚いたときのジャンプ力はハンパではない。水槽に掃除のため手を入れる際とかに要注意。小さい水槽の場合は、やはりガラス蓋をしたほうが無難だ。