Fish Catalog
レインフォーズゴビー
Amblygobius rainfordi (Whitley,1940)
オールドグローリー
■分類上の位置
スズキ目ハゼ亜目ハゼ科サラサハゼ属
■我が家での愛称と由来
ベントス食性ハゼは全て我が家では『ハウハウ』である。
■特徴:
小型水槽に向くハウハウハゼとなると、案外難しい。アカハチ、ミズタマなどは運動量がありすぎて向かないし、その点はカニハゼが人気種だが、水槽が2つあってカニハゼが両方にいるというのも芸がなさ過ぎる。そんなとき見つけたのがレインフォーズの瀕死の集団であった。ショップの水槽で餓死寸前だったのを持ち帰ったが、小さなおちょぼ口で実によく働き、水底の半分を占めたコケを2日ほどで半減させた。結局餌付きはせず、コケだけを食べてたいそう元気になったのだが、白点病勃発の第1号犠牲者となった。。。
ほとんど泳ぎ回るということをせず、ホバリングしながら砂を食むという感じで、30p水槽の狭さを感じなかった。思った以上に美しく、小さい種で食が細いので飼育は困難なほうだとは思われるが、もし機会があればもう一度!と思う。ちなみにショップに残った兄弟たちは、ほぼ同じ時期、全員姿を消していた・・・

その後、再度入手することができた。なんとも妙なというか、小さいくせに動じないというか、すぐにどこにいるのかわからなくなりそうなくせに、いつもどこかでホバリングしていて実は案外簡単に見つけることができる。餌を食べているのを見たことがないが、餌をやると必ず姿を現す。コケを食べているらしいが、身体が小さいせいか、少しあれば足りるらしくなぜか満ち足りた雰囲気でいつも浮いているのだ。
■飼育上のウンチク
自分で餌付けできなかったことを棚に上げるようで恐縮だが、何しろ水槽内に当面生き延びられるだけのコケを蓄えてから導入すべきだと思う。体が小さいし、おちょぼ口なので握りこぶし大のライブロックにコケがそれなりに生えたくらいあれば、1匹なら数日は飢えることはなさそうだ。あとはそのサイクルが安定するか、不足するか、それまでに餌付けを実行できるか。藻食性であることは間違いないので、そこには注意を払う必要がある。
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