Fish Catalog
レスプレンデントエンゼル
Centropyge resplendens
■分類上の位置
スズキ目スズキ亜目キンチャクダイ科ホラカントゥス亜科
アブラヤッコ(ケントロピゲ)属クシピポプス亜属
■我が家での愛称と由来
しかし、こんなに「ちび」なのにこんなに豪奢な色彩の魚は、まるで海の中の宝石のよう。まだ愛称は無いが、最高級の名前をつけてあげましょうかねぇ。

■特徴:

この前レスプレを見たのは、ほぼ10年前である。当時は今回より価格が高く、その割りに今年と同様いっきに山のように入荷した。はかなげで小さく、群れを成しているとまるでコバルトスズメn親戚にしか見えないので、前回は手を出す気になれなかった。その時点でココスがいなかったし、ちょうどココスも入荷していて、そっちに目がいったということもある。

レスプレンデントというのはラテン語で「輝けるもの」という意味。色の構成といいサイズといい、アフリカンフレームバックなどと似た印章があるが、実際に見てみると、本質的に色彩が違う。ボディの青さが、まさに「輝いている」のだ。
絶海の孤島であり、米軍基地があるアセンション島にしか生息しないため、ワイルド種はほんとうに10年に一度の入荷となった。昨今ではブリードもされるため比較的ポピュラーになったかもしれないが、やはり小型ヤッコの中では群を抜く人気種であることは間違いない。

このくらい(3cm程度)のころは多数が群れて暮らしているようで、八潮のB店では何十匹かが大きな水槽に収容され、見事に群れて泳いでいた。そんな中我が家には2匹がやってきたのだが、最初この2匹は壮絶なバトルを繰り広げて、非常にやきもきさせられた。そうこうするうち折り合いがついたみたいで、3日目のいまでは、鉢合わせでもしない限りバトルはしなくなった。60cm水槽に2匹でも、さほどきつい感じがしないところがまた良い。
■飼育上のウンチク

何しろちびなので、餌を食べてくれないと困るな、と思っていたが、水槽にはいったらすぐさまライブロックをつつきだし、ブラインを与えると早速食べている。そういう点では飼育の難易度は低そうである。

激しいバトルで傷付くことを恐れていたが、実際に相手に怪我を負わすほどのバトルはしなかったようだ。双方がほぼ同じ大きさであったため、どちらが主導権をとるのかが決まりにくかったのがいつまでもバトルをしていた理由かもしれない。

小さな体で岩の隙間をひょいひょいと見え隠れするので、ある程度隠れ家を作っておいてやらないといけない気がする。
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